現代パロ・我サク

車を運転している我愛羅と助手席にいるサクラ。
きっと我愛羅の実家に帰省するんだと思う。夫婦設定、25歳ぐらいとか。


 中々前に進まない流れに運転席の窓に肘を付いて少しため息をつく。
「そんなにイライラしても仕方ないでしょう。それより、テマリさんとカンクロウさんへのお土産ってこれでよかったかしら」
 ううーんと紙袋を持ち上げ、紙袋を見るサクラに視線を移動させる我愛羅。

「嬉しそうだな」
「え」
 嫁姑問題はないが、小姑だなんだと面倒くさくはないのだろうかと考える。
「うん、嬉しいわよ。だってテマリさんもカンクロウさんも会うの久しぶりじゃない」
 にこりと笑うサクラとは裏腹に、早く姪を見せろだ、甥を見せろだ口煩い姉弟に会うのが心底面倒くさかった。

「はぁ……」
 窓の外を眺めても、渋滞する車だらけ。
 我愛羅の心とは裏腹に空は雲ひとつない青空が広がっていた。



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サクラは看護師として木の葉病院に勤めています。
我愛羅がもうひとつ実家に帰りたくない理由は、姉兄があまりにもサクラを溺愛しているから。
主にテマリさんにサクラを取られてしまうから。
女同士で買い物とか、ご飯とか食べに行きたいテマリ姉さん。
 


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