ツイッターでの小話集



我サクの息子と守鶴の会話。
息「ねぇ、ねぇ守鶴」
守「どうした、坊主」
息「どうして父上様と母上様は結婚したの?」
守「ん? うーん(なんでだろうな?既に我愛羅の中から居なかったし)」
息「なんで、なんで?」
守(そういやカンクロウの奴が、あれ誘拐ギリギリのところつってたな)

守(九尾の小僧と写輪眼の小僧が血相変えて砂まで乗り込んできたとか…)
息「ねー、なんでー?」
守「痛い、痛い。引っ張るな。……誘拐」
息「え」
守「誘拐してきたんじゃね?」
息「!」
※大変ショックを受けた模様。
息「じゃ、じゃぁ、母上様は誘拐されたうえに、産みたくもない僕を産まされて、
里から出られないように仕事を沢山押し付けられて、
心の中では恨みながら仮面夫婦を演じているなんて…!」
守「いや、そういうわけでは」
息「父上様の鬼!悪魔!人でなし!」
守「おい! 何処に行く!」

息「うわーん!父上様のバカー」
バーンと執務室をノックも無しに空ける息子君。
我「……なんだ、一体」
息「母上様と仮面夫婦なんて!」
我「本当に、なんなんだ」
守「オイ、坊主! しまった!」
我「守鶴、お前か。何か吹き込んだのは」
守「いやー!失敬! 坊主逃げるぞ」

ギャン泣きする息子を連れて守鶴逃亡。
我「まったく……」

守鶴と息子に翻弄される風影様。
…楽しそうだ。

***

我サクで学パロ。
サクラの声が聞きたいけれど何を話していいか分からず、じーっと携帯を眺める我愛羅。
突然携帯が鳴り出したと思えばサクラからの着信。
慌てて出ると携帯からサクラの声が聞こえる。
「ごめんー我愛羅君!明日の文化祭の委員会の事なんだけど!」
「……ああ」

ほぼ一方的に話すサクラに「ああ」とか「わかった」とかしか相槌を打てない我愛羅。
「じゃぁ明日放課後買出し行きましょうね!」
と言われ、ドキドキして眠れなくなり、よりいっそう隈が酷くなったり。
そして、上手く会話が出来なかった事に嘆いていればいい。

***

唐突に。
我「愛とは何だ」
サク「誰かを慈しみ護りたいという気持ちよ」
我「では里の者達を護りたいというのも愛なのか」
サク「そうね、愛情ね。愛を持って接するのはいいことだわ」
我「だったら、お前に感じるこの気持ちは何だ。里の者とは違う」
サク「…それも愛だったら嬉しいんだけど」

***

報われない我サク。
サク「手を繋いで、キスをした。一緒に居る時間が増えて、何度も体を繋いだわ」
我「……」
サク「それでも私達は共になる事は出来ないのね」
我「すまない」
サク「謝らないでよ。惨めになる」
我(いっその事このまま二人で逃げてしまおうか)

***

政略結婚で結ばれた二人。
我「……嫌なら逃げ出していいんだぞ」
サク「そんな事出来ないの知ってるくせに」
我「俺は、お前だけは嫌だった」
サク「酷い人。本人目の前にして言う?
大丈夫よ。私なら上手く立ち回る自信はあるわ」
我「こんな形で共になるなど望んでいなかった」
サク「……」

***

サク「大人になればなるだけ好きなだけじゃ一緒に居られなくなってくる」
我「里や国が絡めば打算で行動するもの致し方ない」
サク「そんな大人にだけはなりたくなかった」
我「……」
サク「きちんと貴方を愛したかった」
我「今はそれでいい。何時かお前が戻ってくれば、それでいい」

***

ゴシゴシと目を擦る我愛羅。
サク「…どうしたの?」
我「ごみが入ったのか目が痛い」
サク「見せて、擦っちゃ駄目よ」
ガシっと我愛羅の両頬を掴むサクラ。
我「!」
サク「ちょっとー動かないでよ」
我(…距離が近い!心臓が止まりそうだ!)

***

我サク+息子
息「僕大きくなったら母上様と結婚するんだ!」
我「!」
サク「あらあら」
息「ね、母上様!」
我「サクラが欲しければ俺を倒してからにしてもらおうか」
息「いくら父上様だからって負けないよ!」
我「ふん、面白い。表に出ろ」
テマ「今日も平和だねぇ」
朝食の一コマ。

***

サク「ん……我愛羅君、寝ないの?」
我「すまない、起こしたか」
サク「違うけど…」
横になっているサクラの髪を撫でる我愛羅。
サク「いくら昔からあまり寝れないって言っても、もう普通の人と大差ないんだから寝れるときは寝ないと」
我「ああ、分かっている」
(何て、幸せなんだろうか)